昨日、後輩たちが封筒の宛名書きでボスに叱られたとの報告がありました。
その内容は、以下の通り。
1)宛先住所の文字が小さい。
2)宛名の文字が小さい、宛名の書き出しが住所より下がっている。
3)敬称が間違っている(先生→先生殿になっていた)
さて、皆さんはどう思われましたか?私が確認してみたところ、
1)宛先住所の文字は標準サイズ
2)宛名の文字も標準サイズ(もう少し大きくても可)
3)敬称はボスのご指摘が正しく、先生に殿は必要ありません。
といった感じでした。ただし、2)宛名の書き出しについては、住所より下げて書く(封書の中央に書く)のが正しいと私は理解しておりますがいかがでしょうか?
私とボスの見解には若干の違いがありますので、ボスが直接封書を確認する場合のみボスお好みの書式にするように心がけております。ボスの見識は特殊な例だと思いますが、それ以外にも医療機関には特有の文書マナーが存在します。
封筒の表書きで、宛名の横に「侍史(じし)」「机下(きか)」などと添えられているのをご覧になったことはあるでしょうか。これは「脇付け」といって、宛名に添えて敬意を表すために使用する言葉です。
侍史とは、身分の高い人の代わりに手紙を書く「秘書」を意味します。手紙の宛名の下に「侍史」と書くのは、「この手紙は あなたの侍史を通してお手紙をさし上げます。」という表現で、相手に対して尊敬の念を表しているわけです。
(例)
東京都千代田区○○町△-×-□□
医療法人●▲会 ■▼病院
鈴木 太郎 先生
侍史(←宛名より若干小さめに)
実際は、「御侍史」と表記される方が多いです。
(御をつけるのは正式な表現ではありませんが、常用されています。)
「机下(御机下)」は「私の手紙は机の下にでも放ってください」という謙譲の意味で、「侍史」と同様、相手を敬う言葉です。病院で紹介状を書いてもらっことがある方はご存知かもしれませんね。どちらも医療機関特有の文書マナーですが、個人的には「机下」の使い方がかなり気になります。
医師の個人的な手紙のやり取りで「机下」を使うのは構わないと思いますが、患者様の紹介状を送付するのに「机下」と表記するのはどうなんでしょう?患者様にとって大事な診療情報であるという性質上、表現としてはあまりよろしくないのではないかと思うのですが・・・。
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