娘の診断

娘が小児発達の専門医の診察を受けたのは、小学校1年生の夏休みでした。
(診察に至るまでの経緯はまた後日アップしますので、今回は省略します。)
当時の娘は、注意散漫で忘れ物や紛失物が多いといったADHDっぽい特徴が目立っていたのですが、主治医の先生からは「まだ6歳ですから確定診断はできません。ADHDとアスペルガーは似たような症状も多いので、数年経過を観察しましょう。現段階ではADHD疑い(グレーゾーン)です。」と言われていました。

今年、娘が小学校5年生になって、そろそろ発達検査をして正式に診断できる時期かなということで、6月にWISC-Ⅲを受けました。(病院ではWISC-Ⅳも受けられるのですが、数か月先まで予約が埋まっていたので、予約が取り易いWISC-Ⅲを選択しました。)

せいぜい1時間程度の検査だろうと勝手に思い込んでいたので、当日、病院で検査時間が2時間と聞いて驚きました。ついでに、私にも「S-M社会生活能力検査」という調査票への回答を求められました。何の心の準備もなく受診してびっくりしたので、これから検査を検討されている方は事前に所要時間などある程度説明を受けておいた方が良いかもしれません。

さてさて、そんな長時間の検査を集中力を途切らせることなく完遂できるのかしら?と疑念を感じながら娘を送り出し・・・
2時間後、検査を終えた娘に早速感想を聞いてみました。

「絵の並べ替えでトチって(早とちりして)しくった(しくじった)~。それ以外はまぁまぁかな?でもさ、途中で気が付いたんだけど、先生が紙にPとかFとか記入してたんだよね。あれって、Pは正答でFが誤答って意味だよ、絶対。それとね、もしかしてこの近くに建設現場がある?結構頻繁にトラックが前の道路を通ってた。3階だから直接は見えないんだけど、音が結構聞こえるんだよね~。」

先生が何を記入しているのかを推察したり、外を走るトラックの音を気にしていたってことは、やっぱり検査に集中していなかったってことでしょうね。こんなに注意散漫な状態で、正確に検査が出来たのかどうか・・・かなり怪しいかも。

さて、検査結果は・・・。

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※検査項目の詳細は差し控えさせていただきます。

定型発達のお子さんの場合、評価点10が平均の値で、グラフはこの10の付近で大体横ばいになるそうです。娘のグラフときたら・・なんだコレ、三次関数か!と思わずツッコミをいれたくなるような見事な波形。ちなみに一番低い評価点5が娘が「しくった」といっていた問題、次に低い評価点7は迷路の問題だったようですが、結果報告書によると、迷路は娘が後半で飽きてしまい集中力が完全に切れていたらしいです。検査中に注意が散漫になったことがしっかり結果に反映されてますね(苦笑)。そんな状況だったので、正確な検査値と言えるかどうかはわかりませんが、発達の凹凸はしっかり読み取れるデータではないかな思います。

ちなみに上記の項目をIQ値にしたものがこちら。

言語性 動作性 全検査 言語理解 知覚統合 注意記憶 処理速度
144 107 129 139 107 132 111

平均的な人のIQは100付近だそうです。
娘は全体的にややIQが高めで、知的発達がほぼ成人に近いレベルにあるのに対して、社会的理解に少し弱さがあるとのこと。同年齢の普通の子とは興味や考え方がまるで違うので、根本的に会話が成り立たない状況にあるのだそうです。この状況は成人するまで続くだろうとも言われました。また、集中力や根気も平均よりは良い水準ですが、娘の全体バランスからみると凹になるので、今後もフォローが必要とのことでした。

こんな感じでざっくりと検査結果について説明があった後、先生から「娘さんは音に過敏だったりしない?」と訊かれました。質問の意図がよくわからなかったのですが、過敏さは見受けられないものの、娘が先天性の絶対音感を持っていることを伝えると、「あ~やっぱりね!これは確定だな。」と呟かれました。
それ以上の説明は特になく、

「お母さん、娘さんの結果は実に面白いですよ。僕があれこれ言うより、インターネットで色々情報を集めて理解してもらった方が良いと思います。この結果は差し上げますから、是非インターネットで調べてみてください。」

と結果を手渡されて話が終わりました。

電子カルテには、アスペルガー症候群とADHDという記載があるのが見えましたが、特にそのことについての説明はありませんでした。
カルテに記載があったということは、娘はアスペルガー+ADHDなんだろうけど・・・でも、面白いとはどういう意味なのか・・・とモヤモヤしながら帰宅。

低学年の頃の娘はADHD的な症状から起こるトラブルが多かったので、ADHDに対するフォローがとても有効でした。しかし、完全な解決には至らず、4年からまた登校しぶりが始まりました。娘の学習スピードと学校の授業進度が合わないことや、友達に理解されず、攻撃されるストレスで、一時期は教室に行けずに保健室登校をしていました。通級の先生が対策を講じてくれたりしてなんとか教室に戻ることが出来ましたが、その後も娘はナーバスな状態が続いています。
正直なところ、ADHDやアスペルガーにフォーカスした支援ではもうあまり打つ手がないのでは・・と感じていました。検査結果で指摘された通り、娘には意気投合してくれる友達が少なく、学校では1人で過ごすことが多いです。大勢と仲良く交流したがっている娘にとって、今の学校生活は本当に辛いだろうと思います。

検査結果をもらった時は、これ以上何をどうしたらいいのかわからず、暗い気持ちになっていたのですが、主治医の先生に言われた通り、ネットで色々調べていたら、アスペルガーと似て非なるギフテッドや、2E(ギフテッドと発達凹凸を併せ持っている)という存在を知りました。娘はギフテッドのような高IQではありませんが、やや高めのIQに発達凹凸を持つというコンディションは2Eと呼ばれる状態に似ていて、2Eについての記事は参考になる部分がとても多く、これからの娘の成長のヒントになるのではないかと感じています。

今の時点でどのような支援が出来るかはわかりませんが、これから2E教育についての情報を取り入れつつ我が家でも出来ることにチャレンジしていきたいと思います。

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